競合の多い都内の某駅で、短期間で集患数を3.6倍に
東京都内の某駅(毎日20万人以上が利用する大きな規模の駅)の徒歩圏内にあるクリニックで、全く広告を行わずに、わずか三ヶ月で新規患者数の集患数を3.6倍に増加させた事例をご紹介します。
こちらのクリニックは、開院から10年以上経過しており、私たちがお手伝いする以前の集患導線はこのような状況でした。
・インターネットで知った:58%
・知人からの紹介:35%
・その他:7%
クリニックのホームページは公開されていましたが、SEO対策(検索エンジン最適化)が実施できておらず、「駅名 診療科」での検索で35位に表示されていました。
ずばり、新患を増加させた手法は、クリニックホームページにSEO対策を施して「駅名 診療科」での順位を5位に引き上げて「インターネットで知った」を激増させたのです。
SEO対策を施して順位が上がり始めたのが、4月下旬です。4月から集患数は右肩上がりで「インターネットで知った」が施策前と比較して、約3.6倍になっているのが分かります。
また、集患が増加したことで「知人からの紹介」も増加していることも見逃せません。
これは、新規に来院する患者様が増えれば認知が拡大し、家族やご友人にご紹介いただくチャンスも広がるためです。
なぜ、SEO対策を施すことで新患が急増したのか
東京都が行ったアンケート調査では『医療機関を選ぶにあたって「インターネットで調べる」人は70.3%』にのぼることが分かりました。(出典:東京都福祉保険局によるアンケート結果)
病院を選ぶ際、まずはスマートフォンやパソコンで検索する人が7割以上いるということです。回答者のうち、70歳以上の方が24.6%で、この世代はインターネットを使えない方が多いことを考えると、60代以下では90%以上の方がインターネットで検索しているような状況です。
では、患者様が病院を探す際の基準は何でしょうか?
まずは、自宅や職場の近くであること。あなたが病院に行く場合でも、近くの通いやすい病院を選びますよね。
例えば、ご自宅、もしくは職場が「上野」にあるとして「眼科」を探している場合、何と検索しますか?
このとき、多くの人が「上野 眼科」と検索します。
もうお気づきだと思いますが、「地域名 診療科」の検索結果で、どれだけ上位に表示されるかが、極めて重要なのです。
あなたのクリニックや病院、歯科は「地域名 診療科」で検索すると何位に表示されるでしょうか?
もしも検索結果の10位以内に入っていない場合、残念ながらホームページに来訪する人はほぼいないと考えてください。
検索結果ページには、ヒットしたページが10件ずつ表示されるので、11位以下のサイトは、検索結果の1ページ目に表示されません。
アメリカのマーケティング会社「Internet Marketing Ninjas」のレポートで、11位に表示されているサイトを訪れるのは、全体のわずか1%程度であることが明らかになっています。
皆さんも何かを検索する際に、2ページ目以降のサイトを訪れることはほとんど無いと思います。
ですから、1ページ目に入ること=10位以内に入ることが最低条件になるわけです。
(もちろん、1ページ目の中のできるだけ上位に入ることが重要です)
最初に書いたクリニックでは、検索結果の順位を35位から5位にランクアップさせたことで、近隣にいて病院を探している人たちにクリニックの存在を伝えることで新患が急増したのです。
検索からどれくらいの新患が生まれるのか
検索キーワードによって、どれくらいの人が検索するかは違います。例えば、同じ上野であっても、「上野 眼科」は月間1,300回。「上野 皮膚科」は1,600回検索されています。少し離れて「小田原 眼科」は月間880回です。このように、地域や診療科によって検索量はまちまちです。
この回数だけ見て「検索回数が思ったより少ないからあまり効果が無さそう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。駅のポスターなどの広告に比べて認知される回数が少ないのは確かです。
ですが、検索エンジンで「地域名 診療科」で検索してくる人は、ほとんど全員が患者になる可能性がある人たちですから、実際に来院につながる確率が駅のポスターなどマス向けの広告とは全く違います。
かなり大雑把に言うと、検索エンジンで知った方は、数%~10%程度の確率で来院されます。
一方、駅のポスターなどは、数万人が見て、数人程度の来院率ですから、0.01%程度の来院率です。
このように、来院率で比較すると数百倍以上の差になります。ですから、人数だけでは判断できないことをお分かりいただけると思います。
※検索量についてはこちらの記事で詳しく書いていますのでそちらをご確認ください。
検索エンジンはどういう基準で順位を決めているのか
検索結果ページに表示される順位は、複雑な要素で決められているのですが、大別すると下記三点になります。
- 検索エンジンから見て高品質なサイトであるか
- 外部サイトからの被リンクの量
- 検索意図に沿ったページ内容かどうか
これらの評価軸で、世界中にあるウェブサイトを比較し、相対的に評価が高いものから順に表示されます。分かりやすく言えば、限られた検索上位の枠を競合サイトと取り合っているのです。
順位決定ロジックについて、一つずつ解説します。
「検索エンジンから見て高品質なサイトであるか」
検索エンジンは、世界中のインターネットに公開されているページを巡回し、ページの内容を評価しています。あなたのホームページもGoogleのクローラーというロボットが巡回し、内容を評価されています。
評価される基準は、コンテンツの内容が専門的であるか、情報が正確であるか、ロボットが理解しやすい形でページが記述されているか、です。
特に最後の「ロボットが理解しやすい形でページが記述されているか」が極めて重要で、どんなに優れたコンテンツを持っていても、Googleのロボットに評価されづらい形で作られていると、他サイトとの競争に負けてしまい、上位に表示されづらくなります。
「外部サイトからの被リンクの量」
あなたのホームページが「あなた以外のホームページから」どれだけリンクされているかが順位決定の重要な要素になっています。論文で言うところの「引用数が多ければ多いほど優れた内容である」ということと同じで、他のホームページから参照されているということは、それだけ優れたページであるはず。逆に誰からもリンクされない(=話題にされない)ページは品質が高くない、ということです。
「検索意図に沿ったページ内容か」
検索エンジンで何か検索するとき、利用者がどういう状況で、何を知りたいと思っているのか。検索した人のニーズにマッチしたページを提供できているか、ということです。
検索エンジンとしては、利用者の意図に沿ったページを上位に表示できないと「検索エンジン自体の使い勝手が悪い」と感じられてしまいますから、利用者の検索意図に知ったページを上位に表示したいのです。
例えば、「上野 眼科」と検索した場合、「目について何かしら困っていて、上野にある眼科を探している」という状況でしょう。このような検索するニーズにあったページを提供できていれば、検索順位は上がり、あっていなければ順位は下がります。
検索結果の順位を上げるためにはどうすれば良いか
SEO(検索エンジン最適化)について調べて学ぶ(とても時間がかかりますが) ⇒ ホームページを修正 ⇒ 順位変動を確認 といったPDCAを回していけば、いずれ順位は上がります。
ただし、自分で対応するにはノウハウも必要で、失敗して学ぶ事もたくさんあり、とても時間がかかります。ドクターやクリニックスタッフが対応するのは、現実的ではありません。
また、間違った知識に基づいて対応すると、Googleからペナルティを受けて検索結果から消されてしまうリスクもあります。このような最悪の状況を避けるためにも、多少コストはかかりますが、信頼できるプロに依頼することが一番近道です。
私たち「ドクターサポート」では、先生方のリスクを最小化した「検索結果の10位以内に入ること」を目標にした成果報酬型のSEO対策をご提供しています。
まずは、お問い合わせいただければ、地域名や診療科から、毎月どの程度の検索が行われているかを調査した上で、現在のホームページを拝見し、改善点を無料でご提案します。
お問い合わせページより、お気軽にお問い合わせください。